今年の夏、オシャレな人はTempalayを聴く。

(Austin Town/Tempalay)

そんなタイトルにしてみたが、実は罪悪感でいっぱいである。
別に今から嘘を言うわけではない。

いや、半分嘘かもしれない。
なぜならこれを書いてる本人、髪はボサボサ、とりあえずシャツの1番上のボタン留めとけばいいと思っている。
ダサいリュックを背負ってる。
そして何故か髭を伸ばしてる時さえある。
ここまでくると服装に関しては逆に迷わない。どのアイスを買おうか10分くらい悩むくせに。

でもやっぱりインパクトのあるタイトル欲しいじゃん。

対してインパクトも無いよ!!って声が聴こえるが先に進もう。

真に受けるな、華麗にカワセ。


さて、『夏に聴きたい曲〇〇選!!』みたいな特集、この時期になる色んな所で組まれるのではないだろうか。こんなこと書いたらここでその特集できない、、梅雨なんて知らない。
(R.Y.U.S.E.I/三代目 J Soul brothers)

んんん、元気そうでなによりです!!


一旦こんなイメージを捨てて聴いてみませんか、Tempalayを。



Tempalayは東京、埼玉を中心に活動している3人組、(ライブは4人)結成僅か1年でFUJI ROCK FESTIVALの「ROOKIE A GO-GO」に出演。2016年にはアメリカの大型フェス、「SXSW2016」に出演を果たした実力派。

最近流行り(?)の西海岸系の陽気な脱力した、懐かしさを感じるサウンドで
never young beachYogee New Wavesらの話題なシーンに似ている所もあるが、個人的にはTempalayがダントツで好きだ。その差はどこから来るのだろうか、、

それはズバリ、メロウでサイケデリックなところだ。


比較的抑えめのBPM、流れるというよりかはその場にゆらゆら浮遊しているかのようなギターのフレーズ。

それに寄り添うような滑らかで脱力したファルセットボイスを絶妙に挟み、なんとも言えないローファイな調和を生み出す。

”まどろむ”とは正にこの事かもしれない。


聴いてる側はなんか知らない所にいる感じがしてそわそわしちゃう。そんなエキゾチック要素も楽しめるのもポイント。
(Oh.My.God!!/Tempalay)

目を閉じて聴けば楽園がはっきり見える。
間違いなくユートピアだ。聴くVR。

さらにTempalayはyonigeyahyelらとともに今年、注目のアーティストとしてGAPとタッグを組んで、GAP創業の年である1969年をキーワードに、撮り下ろしのオリジナルのミュージックビデオを制作している。この曲はもう最高の一言に尽きる。
(革命前夜/Tempalay)
君をジャックしてしまいたい
惑星の片隅に
月にタッチして眺めたい
革命前夜の話
ロンリーナイト ワンダーランド
愛おしくおもう日々も
さよらな 夢のまま
夏に溶けてくキッスの甘い香りよ
想う人への気持ちの大きさ、それでも届かない儚さ、その葛藤が宇宙のスケールに重ねられてこれまた完璧な聴くVR。

更に被写体にもなりGAPのサマーコレクションを着こなすモデルにもなっていて、ファッションアイコンとしても注目の的だ。

今年の夏はいつもとは違う音楽で、思い出をより鮮明に。

家でも、ビーチでも、場所は問わない。

ではこれにて。


bibourock

世の中に埋もれているカッコイイ音楽を発掘するダウジングメディア。

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