空きっ腹に酒はベロベロに酔いがち



よく言われる事だがこれは実体験である。
ただでさえお酒に弱いのに調子に乗ったのが悪かった。記憶は断片的だが公園のベンチに3時間寝ていた事は確かだ。思い出そうとしたらなんだかあまり良い感じではなかったので止めた。
なんならなんとなく覚えてるけど、忘れたことにしよう、、泣泣

いつかふと思い出して死にたくなるかもしれない、
いや、もしかしたら熟成されて、
あるいはチーズのそれのように発酵されるかもしれない笑笑
それはそれは最高に美味そう。


では今回はこれにて。



、、じゃなくて、
そんな事が言いたいわけではなくて、
今のはただの茶番で、、


改めて”空きっ腹に酒”について考察したい。

”空きっ腹に酒”とは大阪を中心に活動する4人組バンドの事だ。


初めて聴いた時はごちゃごちゃしててよく分からんなぁ、、と思っていたが、2017年4月5日にリリースされた『粋る』(いきる)をたまたま聴いて驚いた。
確かにごちゃごちゃしてるがその1つ1つの重なりがちゃんと見えた気がした。

洗練されたリフ、陶酔感溢れるビート、楽天的なベースライン。1980年代半ばの西海岸のクラブで一世を風靡したファンクロックを現代風にアレンジが新しい。
オリジナリティしかないメロディやフローで独自のスタンスを確立。共感を拒む孤独な世界観が刺激的な一枚。
 (空きっ腹に酒オフィシャルサイトより)

んもう、全て語られた。この全ての要素が複雑に絡み合いごちゃごちゃを形成していた訳だがその中でも注目したいのは
”オリジナリティしかないメロディやフローで独自のスタンスを確立”のくだり。

そう、楽器陣だけでもクセが強いのにそこに乗っかるのはキテレツなラップなのだ。

緩急自在で目が回るようなフローの中で確実に韻を踏んでくる。めっちゃポイント稼いでくる。

そんな独自のスタンスで表現するのは人間の共通の醜い、暗黙の了解で表に出さないような弱さとか孤独である。だから”共感を拒む孤独な世界観”が成立する。
これは確信犯。かなり身を削ってる。

そんなカオスな楽曲を聴いているといつの間にかその世界に飲み込まれていく感じ、もうその時には空きっ腹に酒同様、ベロベロに酔っている。二日酔いなんてざらにある。


ごちゃごちゃとはつまりは最強のミクスチャージャンル、”空きっ腹に酒”というジャンルなのだった。


普段お酒を飲みすぎちゃう全ての人へ。
自戒を込めて。
(御乱心/空きっ腹に酒)


(生きるについて/空きっ腹に酒)

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