普段からカッコイイ音楽に出会うために知らないアーティストは見た目とか直感を信じずにとりあえず聴いてみることにしている。
目についたら1回でも聴いてみる。そうして自分の好きな音楽を発掘している。(めちゃ狭いです、、笑)
それを意識して色んなアーティストを聴いていくとだんだん対象が若い年齢のアーティストになっていく事がある。僕は結構そういう経験が何度かある。
新しい、ニューカマーがほとんどだからだろうか、知らぬうちにそうなってる、、
そしてそんな若いアーティストを知る窓口のひとつが毎年色んな所で開催されるオーデションである。
そのオーデションだけに注目すれば去年、2016年はYAJICO GIRLを抜きにしては語れない。
YAJICO GIRLは2012年当時、高校の軽音楽部で結成された大阪出身の5人組バンドだ。
先程少し述べたがYAJICO GIRLは2016年、未確認フェスティバル2016のグランプリ、十代白書のグランプリ、eo Music Tryの準グランプリ、MASH FIGHTのグランプと数々のオーデションで上位をマークし、一気に注目を浴びる存在となった。
2016年の12月4日に渋谷WWWで行われたMASH FIGHTの決勝オーディションは実際見に行ったのだが、他に出演していたバンドと雰囲気が違った気がする。
出演していたほとんどのバンドは若いということもありキラキラしていて曲調も衝動的か、センチメンタルな感じか、色んな意味で感情に訴えかけ共感を得る、良い意味で分かりやすいバンドがほとんどだったと思う。
そういう意味では対称的にYAJICO GIRLはどこか冷めてた。よく言えば飾ってない、あるがままといったところだろうか、、
敢えて距離を置いたような、感情とか抜きにして世の中を俯瞰している感じ。
いえろう/YAJICO GIRL
「夢は必ず叶う」と
そんな理想論は受け付けないよ。
「スベがない」って嘆いてみても僕らには届かない
想いを叫んでみてよ
「意味がない」って嘆いてみても現状は変わらない
想いを叫んでみてよ
(いえろう/YAJICO GIRL)より
「生まれてきてから僕らは常に何かに追われながら日々生活してきたと思います。
そんな少し足を止めただけで後戻りできなくなるような社会で暮らしてきて、辛く感じた事や悲しく感じたことを書きました。
しかしそれでも思いを吐き出し続けるしか方法は無い、ということも歌っています。」
(Vo.四方のyoutubeでのコメント)より
そんな曲の内容とうまくマッチした曲調はゆらゆらな浮遊感を醸し出すギターが特徴的でどこか懐かしさと心地よさを感じる。何度聞いても気持ち良いし、色褪せない。距離感が絶妙だからなんだろう、、
さらにPVも自主制作らしく、ファッションも独特で視覚的なことに対するこだわりも感じて、そこも今後注目していきたいところだ。
今年もたくさんのオーディションが開催される事が決まっているので、そこもチェックしてみると面白いかもしれない。
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