本居宣長がかつて『源氏物語』のなかに見出した聞いたり、見たり、触れたりした時に感じるしみじみした情趣、無常観、哀愁で日本人の美意識、価値観に影響を与えた思想「もののあはれ」
この記事を電車の中で書いている時に見た、
目の前に座ってるおばあちゃんの手提げから覗いてる淡い紫の花がとても綺麗で、これぞ「もののあはれ」ではないか、、と思ったのは、、
使い方間違ってないよな、、笑笑
今回取り上げるのはそんな美意識を体現しまくっているバンド、
その名も MONO NO AWARE
どストレートのセルフタイトル。超強気。
これは自縄自縛ではないのか!?と思って聴いてみた。
このバンドを初めて知った時に和製the strokes
と書いてあった。
the strokesは独特のクセになるギターのリフが曲の随所に散りばめてあり尖っているんだけど、でもどこかノスタルジーで優しい、そんなバンドだ。
そんなthe strokesに日本の歌謡曲の要素を足して、サイケデリックさを隠し味にしたような曲が
2017年3月2日にリリースされたデビューアルバム
『人生、山おり谷おり』に収録されてる
『イワンコッチャナイ』
最初に聞いた時、真夏の蒸し暑いアンニュイな陽炎が頭に浮かんだ。それが心地いい。
ノスタルジーなしみじみな雰囲気はまさに
「もののあはれ」に通じるものがあるのかもしれない。
(元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎がチラチラ見えるような気も、、)
では今回はこれにて!!
イワンコッチャナイ/MONO NO AWARE
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